平和と教育を考えるツアー連絡会  
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日本の歴史の岐路



 昨年1月に出版された「日本近代史を読む」という本を時々開いて見る。若い気鋭の研究者たちの力作である。
 日本は、明治維新以来ひたすら軍国主義・アジア侵略に突き進んだかというと、そうではない。大小さまざまな歴史の岐路をへて、1941年12月8日を迎えたのである。この時日本が選んだ歴史の方向は必然だという人もいるが、私はそうは思わない。
 1941年日本の選択は、破滅以外の可能性はないと判っていたことである。だからこれを回避することはいくらでも出来たのである。歴史の岐路という認識を持とうとしなかったし、最悪の可能性を真剣に検討しようとしなかったのである。
 今、日本国民は原発事故に直面し、有史以来最大の歴史の岐路に立たされている。
 原発を至急・完全に止めて、脱原発に歴史の舵を切らなければ、全土が放射能に覆われて、国民は海外に分散避難し、日本という国が消滅する日がやってくる。
 日本の経済界の指導者たちはとんでもなくレベルが低く、ちょっとでも円高になれば「海外移転」を声高に叫び脅かしをかける連中だから、日本がダメになれば海外に生産拠点を移せばよいと考えている。政府も財界の言いなりだから全く当てにならない。
 国民一人一人が真剣に考えなければ、この日本の国土で生きていけないことになろう。








平和と教育を考えるツアー連絡会会長
2011年9月16日 鴫谷節夫