平和と教育を考えるツアー連絡会  
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きずなを求めて


日本の大学生が海外留学を好まなくなったという。少子高齢化とともに日本人の意識が内向きになりつつあるという。 一方海外からの観光客は北海道でも増えてきた。特に中国、韓国、台湾、香港などが著しい。行政は景気回復の切り札として、観光客誘致に積極的だが、マスコミは彼らを手放しで歓迎しているようには見えない。
尖閣問題が起きればここぞとばかりに反中国キャンペーンを展開するし、北海道でも"中国富裕層"の買物ぶりを揶揄ぎみの報道する。
もっともこのマスコミの報道ぶりは読者意識への迎合だという意見もある。私たち自身のアジア人に対する意識をもう一度覗いてみなければならないのでないかと思う。
中国人殉難者全道慰霊祭を1966年行こう半世紀近く取り組んできたが、これも例外ではなかった。実行委員会メンバーの高齢化と共に、これは日本人の問題だから内々でこじんまりとやろうという意識が強くなった。 それを衝撃的に打ち砕いたのは、若々しい中国人留学生たちと札幌在住の華僑・華人たちである。一時80人を超える中国人参加者に仁木の中国烈土園は沸き返った。 さらに半世紀以上守ってきた「中国人殉難者慰霊観音」を天津の「在日殉難烈士・労工記念館」に納めたことで、内向きの意識はふっ飛んでしまった。
この3月にツアーを組んで天津を訪問し、交流を深める予定だ。中国との新たな”きずな”もとめて、中国人殉難者全道慰霊祭を進めたい。



平和と教育を考えるツアー連絡会会長
2012年1月30日 鴫谷節夫

日本で犠牲となった強制連行殉難者の名前を刻んだ石碑
中国人殉難者慰霊観音贈呈式